厚生年金の受取額の計算方法―その1― 相模経済新聞 2008年2月10日掲載記事

 厚生年金に加入した場合にどのくらいの額の年金をもらえるのか?これは年金受給者にとって一番知りたいところだと思う。厚生年金保険の計算は給料の額が反映される部分と給料の額とは関係なしに加入年数のみで計算される部分がある。給 料の額が反映される部分を報酬比例部分と言い、本来の意味での厚生年金部分である。加入年数のみで計算される部分を定額部分という。本シリーズの4回目で厚生年金保険・共済年金の加入者は同時に国民年金にも加入しているという話をしたが、定額部分とはこの国民年金に相当するものである。

この他、厚生年金に20年以上加入すると加給年金額が加算される。加給年金額とは年金受給者に生計維持されている65歳未満の配偶者がいる場合に加算される手当である。加給年金額はこの他18歳で高校を卒業するまでの子供がいる場合にも加算される。
 さて、次に報酬比例部分の計算方法であるが、これは厚生年金加入期間における給与の平均額(平均標準報酬月額)に加入月数と生年月日によって定められている率を掛けて計算する。平成15年4月以降分はボーナスも計算対象になる。しかし、年金は計算期間が長いため物価変動により貨幣価値の変動があると受給できる金額が現在の価値に比べ少なくなる。そこで物価スライドという一定の比率を掛けて現在の水準の年金額を受給できるようになっている。 定額部分は1,676円に加入期間の月数を掛ければ比較的に近い金額が計算できる。具体的にどのくらいの金額になるのかの目安を次回説明する。

厚生年金の受取額の計算方法―その1― 相模経済新聞 2008年2月10日掲載記事

 

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